2008/10/28

To the mountains.

Esquire 日本版 2008 年 12 月号 美しき日本の山々へ。
 (株式会社 エスクァイア マガジン ジャパン ★
 
こないだレビューした『BRUTUS』に続いて、『Esquire』も最新号の特集は「山」。やはり、そういうことになってきてるらしい。日本の山をメインにしつつ、第 2 特集としてスイスを取り上げた「ハイジの国の現代マウンテンライフ」。なかなかバランスのいい構成。

まず、「北穂高の山頂へ。」と題された加瀬亮 x ホンマタカシの記事の文中の小見出しがなかなか面白い(
このふたりについての予備知識も思い入れも特にないんだけど)。個人的には「日本の(登山)文化!?」「山はダサイ、のか。」が興味津々なテーマ。曰く、日本の登山の高齢化は、年長者が若いヤツにつらいことばっかりを伝える・若いヤツも年長者をリスペクトして教えてもらう習慣がない、だから、世代間に断絶があるし、若いヤツから見るとダサイイメージがある、と。一理あるなぁ。あと、同時に感じるのが、広い意味で、スポーツをやる環境と習慣の欠如。山に限らず。だから、「本気の人」と「やらない人」しかいなくて、その間がすっぽり抜けてて、しかも大きく断絶してる状態を生み出してるような気がする。その辺を埋める努力がまだまだ必要だ。

他にも、石川直樹の猪谷六合雄に関する記事とかマニアックだけどすごく面白いし、高山植物の花の写真のページも素晴らしい。富士山のページも、細かいウンチクに頼らずに、8 人の著名人のコメントと素晴らしい写真だけで構成してて面白い(石川くんの「そもそも行列ができる山なんて世界中探してもどこにもありません」ってのは名言!)。こういうところも含めて、やっぱり雑誌として安定してるというか、信頼できるというか、なんか安心して読めるから不思議。

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